プロテオグリカン新たな研究データも紹介/一丸ファルコス
2024年10月3日
関節・肌弾力で機能性表示の受理実績も多数
一丸ファルコス(岐阜県本巣市:ichimaru.co.jp)は、国産のサケ鼻軟骨から特許製法により抽出する「プロテオグリカンF」を供給している。
関節ケアや美容向け素材としてエビデンスをもとに提案し、機能性表示食品においては「膝関節の可動性サポート・関節軟骨の保護・ひざの動きの改善」「肌弾力の維持」のヘルスクレームで届出の受理実績を持つ。
関節に対する機能性研究では、膝関節痛を有する健常な40~70代を対象に同素材50㎎/日(プロテオグリカンで10㎎/日)を24週間摂取させ、その前後で軟骨変性を評価。膝関節の荷重部中央をMRIにより撮影し、軟骨中の変性部位の有意な減少を確認した。また、軟骨中のプロテオグリカン濃度の増加が認められた。さらに、疼痛評価および膝機能評価では自覚症状の改善が見られた。
一方、プロテオグリカンの一般消費者への認知拡大を狙った啓発プロジェクトにも注力する。5㎎/日の低用量を2週間摂取することで肌への効果が得られることを強みに、花嫁などの大切な日に向けた「2週間で叶うハリツヤ肌メソッド」などを提案中だ。
このほか弘前大学との共同研究では、同素材による花粉症やハウスダストに対する抗アレルギー作用なども確認した。
プロテオグリカンFは水に可溶で広い㏗に安定であるため加工性に優れ、錠剤のほかドリンクや菓子など幅広い食品に応用が可能だ。また産官学連携で開発したアップサイクル素材で、こうしたSDGsへの取り組みも高い評価を得ている。そのほか原材料GMPやハラル認証も取得済み。
同社は「食品開発展2024」に出展し、免疫賦活やNMNとの美肌効果などの新たな研究データを紹介する予定だ。今後もプロテオグリカンFの機能性を追求しつつ原料の安定供給に努めていく。