NMN、3g/日の高用量で有効性確認/阿部養庵堂薬品

2024年10月23日

阿部養庵堂薬品(東京都足立区)は、NMNの摂取量3g/日という高用量での有効性をヒト臨床試験で確認しており、自社製品では臨床試験と同等量のNMNを配合した「養庵堂NMN90000」【写真】をはじめ、サプリメントからスキンケア用品、ペット向けサプリメントまで幅広くラインアップ。最高純度99.9%以上のNMN原料に独自の「ロングエフェクト処方」を施すことで、長時間にわたってNAD+を補給できることが特徴となっている。

近年のNMNブームに先駆け、2019年より自社製品を販売してきた同社。国内企業では初めてNMNを食品として通関させることに成功し、食薬区分改正の際にも厚労省に働きかけるなど、当初からNMNの市場形成に力を注いできた。

NMNの機能性に関しても学術機関との共同研究で数多くのエビデンスを積み重ねてきたが、昨春には1日当たり3gという高用量摂取での臨床データを論文発表し、話題となった。

徳島大学との共同研究では、健康な男女19人にNMN3g/日を28日間摂取させたところ、試験前後で血中NMNおよびNAD+濃度の上昇、コレステロール値の低下、アディポネクチンの増加などが認められた。さらに、医師の所見では副作用などの異常は認められなかったことから、高用量を継続して摂取した場合の安全性も確認された。

今年6月には、NMNの大家であるデビッド・シンクレア教授らの研究グループが高用量のNMNを用いた寿命延伸効果を動物試験で確認。その摂取量はヒト換算で3g以上/日に相当することから、NMNの高用量摂取による有効性が裏付けられる結果となった。

海外では摂取目安量を2g/日以上に設定した研究も増えていることから、同社としても高用量のNMNを摂取した場合の有用性を国内外に向けて啓もうしていく考え。


↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)

関連記事