北海道産クマイザサの提案強化/ユニアル
「機能性」「ストーリー性」「嗜好性」で高い人気
ユニアル(東京都板橋区)は、青汁素材として「北海道産クマイザサ」の原料供給および製品OEM供給を行っている。
機能性表示食品制度に対応するエビデンスと国産素材ならではのストーリー性、抹茶に似た豊かな香味が評価され、高いリピート率を獲得。クマイザサは日本固有の品種であることから「メイドインジャパンハーブ」として東南アジアや米国など海外市場からの引き合いも増えつつあるという。
機能性表示食品制度では「便臭・便通改善」のヘルスクレームに対応しており、青汁素材では唯一「便臭」に言及できることが特徴だ。
原料については、クマイザサ粉末およびエキス・エキス末、クマイザサ由来乳酸菌「大雪乳酸菌」の4種類をラインアップ。
「大雪乳酸菌」は、大雪山渓に自生するクマイザサから単離した植物由来のナノ加工殺菌乳酸菌。「ササにはササの乳酸菌」とのコンセプトでクマイザサ粉末およびエキスと組み合わせた処方提案にも力を入れている。
「大雪乳酸菌」単独では、整腸作用や高肥満作用、免疫調整作用、ガラクトオリゴ糖との併用による短鎖脂肪酸(酪酸・プロピオン酸)の産生促進作用を確認しているほか、クマイザサエキスと併用した試験では虫歯菌(ミュータンス菌)の抑制作用が相乗的に高まることも判明している。
伴侶動物(ペット)の便臭改善や口腔ケアにもクマイザサの提案を強化。今年9月に開催された日本臨床獣医学会フォーラム年次大会では、千葉化学大学との共同研究にてクマイザサエキスを用いた犬の便臭・口臭・腸内環境改善効果に関する試験結果をポスター発表し、獣医師からも高い評価を得たという。
同社の原英郎副社長は「身体の入口(口腔)と出口(腸内)を同時にケアできることがクマイザサの大きな魅力。今後はヒトだけでなく、動物のQOL向上にもクマイザサを活用して欲しい」と意気込んでおり、今後もさらなるエビデンスの取得や新たな用途や剤形での提案に取り組んでいく考え。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓