【インタビュー】スペイン エグノボ社/レイレ・オジェール・スズキ氏

2024年10月21日

エビデンス豊富な卵殻膜粉末を関節・美容・ペット向けなどで展開

 フロンティア・ライフサイエンス(横浜市青葉区)は、スペイン・エグノボ社製の卵殻膜粉末を日本市場で関節や美容向けなどで展開している。このほど、エグノボ社のアジアマネージャーを務めるレイレ・オジェール・スズキ氏が来日。同社素材の特徴や世界市場での動向などを聞いた。

―スペイン・エグノボ社について教えてください。

レイレ氏 当社はスペイン北部ナバラ地方に本社と工場を構える原料メーカーです。卵の殻の有効利用を目的に設立された研究開発型の企業で、従業員の約3割が研究開発(R&D)に従事しています。卵殻膜粉末と卵殻カルシウムの専門企業として、これら素材の持つ関節や肌への効果といったエビデンスの蓄積に努めています。

―素材のラインアップは。

レイレ氏 膝関節やアキレス腱の健康などにアプローチする運動・関節サポート素材「オボメット」、肌・爪・髪の健康にアプローチする美容サポート素材「オボダーム」、ペットの健康と美容向けの「オボペット」といった卵殻膜粉末3素材と、卵の殻由来のカルシウム素材「オボセット」の計4素材をラインアップしています。

 関節や肌などの各種エビデンスに加えて、製法特許取得の独自製法でマルチコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、高純度なタンパク質などの栄養素を規格化していること、ハラールやコーシャ認証、ベジタリアン対応などさまざまな認証を取得していることなどが特徴です。

―世界での販売状況や動向などについて。

レイレ氏 当社の卵殻膜粉末は、サプリメントを中心に世界45か国で採用されています。中でも関節向けのデータが豊富な「オボメット」は、痛みの緩和においての体感が早いことなどが支持されています。カナダではわずか5日間、南アフリカではわずか7日間で痛みが緩和するといったヘルスクレームが認められています。

 また、アジア市場では美容サポート素材「オボダーム」が韓国をはじめタイ、インド、マレーシア、台湾、ベトナムなどで伸長しています。

 豊富な研究データ、品質や安全性に関する各種認証とともに、卵の殻の有効活用といったアップサイクルな素材であることも顧客からの支持につながっています。

―日本市場に期待することは。

レイレ氏 日本は関節や美容商材への需要が特に高い市場だと考えています。「オボメット」や「オボダーム」をフロンティア・ライフサイエンス社とともにまだまだ拡販していける可能性があるので期待しています。当社としても、研究開発型の企業として卵殻膜粉末の研究データの蓄積にまい進することで、エビデンスの面などで日本の顧客をバックアップしていければと思います。

―ありがとうございました。

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