AFC-HD決算、連結売上高300億円超に

2024年11月1日

OEMは前年比6%増の102億円、インバウンド回復、機能性表示受注堅調

 AFC-HDアムスライフサイエンス(静岡市駿河区)は10月24日東京都内で2024年8月期の決算説明会を開催。同社代表取締役会長の淺山雄彦氏が登壇し、連結売上高301億8500万円(前年比118%)、経常利益19億2400万円(同116%)の増収増益を報告した。ヘルスケア事業における海外部門の躍進をはじめOEM部門・自社製品販売部門、医薬品事業の好調推移を増収要因に上げている。

 ヘルスケア事業は主軸のOEM部門の売上高が102億3200万円(同106%)。インバウンド消費の回復等により、ドラッグストアなどの店舗販売業の顧客からの受注増とともに、機能性表示食品(ロコモ対策、アイケア、ダイエット訴求等)の受注が堅調に推移した。生産面ではイスラム圏での売り上げ拡大を図るため、千葉工場においてハラール認証に取り組み、今年8月に認証機関による監査を実施、11月取得を目指す。また、同工場の生産性を高めるため、倉庫兼出荷作業棟の建設を進めており、2025年8月の完成を予定している。

ヘルスケア事業の海外部門は39億3300万円(同221%)。コロナ収束で既存顧客におけるNMNなどの美容商材の受注が回復基調で推移。また、育成中の外国人営業スタッフによる母国などでの新規顧客獲得により受注が伸び始めたことを好調の要因に上げている。

 なお、ヘルスケア事業の自社製品販売部門は前年比102%、医薬品事業は同111%、百貨店事業は同95%、飲食事業は同146%、その他事業(建託事業、給食(ベトナム)、日本語学校、観光事業など)は同171%の売り上げとなった。

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