AHCCに肝線維化の進行抑制作用/アミノアップ

2024年12月9日

大阪公立大学との共同研究を論文発表

 アミノアップ(札幌市清田区)は、大阪公立大学大学院医学研究科との共同研究で、シイタケの菌糸体培養抽出物であるAHCCに肝星細胞の活性化を抑制することで肝線維化の進行を抑えることが示唆されたと、9月24日の国際学術誌「American Journal of Physiology‐Gastrointesinal and Liver Physiology」のオンライン速報版に掲載されたことを発表した。

 同社と大阪大機能性細胞形態学の宇留島隼人准教授との共同研究は、AHCCの肝星細胞および肝線維化への作用についてモデルマウスを用いて解析を実施。その結果、肝線維化の進行抑制作用が示唆された。また、活性化した肝星細胞を特異的に認識するマーカーの発現が減り、抗線維化タンパクとして知られるサイトグロビンの発現が増えることも分かった。さらにヒトの肝星細胞を用いてAHCCがどのように肝線維化の進行を抑制するのかも解明した。

 同社では、今後肝線維化患者に対するAHCCの効果を確認する臨床試験を実施し、より信頼度の高い科学的エビデンスの構築を目指す方針だ。


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