香港貿易局主催の国際シンポ、香港市場の将来性を講演
ロート製薬山田会長「香港は世界中から優秀な人材が集まる宝庫となりえる」
11月22日(金)東京・如水会館にて香港貿易発展局と日本香港協会が主催する国際シンポジウム「国際ビジネスセンター・ハイエンド市場としての香港の価値を再評価する」が開催された。
同シンポジウムでは、貿易、物流、金融、マーケティング、フランチャイジング、ライセンシングなどの分野での香港の役割について、講演やパネルディスカッションが行われ、会場には300人以上が参加した。
日本企業にとってのハイエンド市場としての香港の魅力と潜在力、「広東・香港・澳門大湾区(GBA)」を含めた中国本土やASEANなどの広域中華経済圏における香港の国際ビジネスセンター機能を踏まえ、香港の有用性と将来性について活発な議論が交わされた。
シンポジウムでは、香港貿易発展局・日本首席代表のベンジャミン・ヤウの開会あいさつに始まり、日中の各関係者による来賓挨拶が行われ、基調講演では、アライアンス・フォーラム財団会長の原 丈人しによる「最新の国際情勢~日中関係・日米関係から読み解く真の香港の利用価値とは?」と題し講演が行われた。
パネルディスカッションでは、ヘルスケア産業に関係する企業でロート製薬が参加。ロート製薬代表取締役会長の山田 邦雄氏は、香港の魅力について「 香港は世界中から優秀な人材が集まる宝庫となりえる。そして香港はコンシューマビジネスにおける進歩速度が圧倒的に速い。このスピードは大きな魅力の一つです。また、 科学技術に対する政府との協力体制が整っており、新しいことを柔軟に試すことができる環境、力を入れている点も素晴らしく日本にいては出会えないような研究が行われていることに驚きを感じています。一方、日本と比べるとコストの高さは課題となっていますが、その分の購買力や付加価値は高く、日本は逆に危機感を感じる必要があります。」と述べた。
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