【解説】人手不足問題の現況と企業の取り組み
2024年12月23日
健食業界でも一部自動化の動きも
少子高齢化による労働力人口の減少は年々深刻化している。中でも製造業は、離職率も高く、新規求人数も減少している。一方で、受注数は増加していることから、今いる従業員に対する負担が増大。労働環境が悪化していくことも危惧されている。外国人労働者の増加や、AIやロボットの導入など省人化を進める動きもあるものの、健康食品業界においては今もなお人手不足は課題とされており、工場の閉鎖や、作業効率の低下、営業人数の減少などが問題視されている。企業では人手不足問題にどう対応しているか解説する。
製造業の少子高齢化が深刻化
帝国データバンクが今年11月に行った調査によると、正社員が不足している企業の割合は51・7%と半数以上を上回った。職業別では、「情報・サービス」や「メンテナンス・警備・検査」などが高水準となり、技術者不足や就業者の高齢化が問題とされている。一方で、人手不足でありながらも、新規求人数が減り、人材確保が難しいとの声も聞かれる。 中でも「製造業」は、厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)」によると、有効求人倍率は2・06倍と他業種よりも深刻な人手不足に陥っていることが見て取れる。また、現場の少子高齢化も進んでおり、厚生労働省の「2024年版ものづくり白書」を見ても「製造業」における34歳以下の若年就業者数は・・・・・・
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