黒茶エキス、糖と脂肪のW表示目指す/中原

2024年12月25日

将来的には「中性脂肪」とのトリプル表示も

中原(さいたま市南区)は、新素材の「黒茶エキス末」および「乳酸菌TWTWK10」を用いて機能性表示食品の届出を目指している。

「黒茶エキス末」は、中国・雲南省産のプーアール茶を由来とし、ポリフェノールの一種である没食子酸を機能性関与成分に設定。ヒト臨床試験では、単回摂取による食後血糖値の上昇抑制作用および12週間摂取による体脂肪(内臓脂肪)とBMIの低減作用を確認している。

現在はシングル(血糖値)およびダブル(血糖値+体脂肪・BMI)のヘルスクレームで届出を進めているほか、将来的には「中性脂肪」を加えたトリプルヘルスクレームも視野に入れる。

同社では初となるダイエット訴求の機能性表示対応素材として提案を強化しており、早くも引き合いが増えているという。

一方の「乳酸菌TWK10」は、「台湾キムチ」と呼ばれる台湾風のキャベツの浅漬けを由来とする植物性の乳酸菌。ヒト臨床試験では除脂肪体重および筋肉量の増加を確認しており、「筋肉量および除脂肪体重の維持」などのヘルスクレームでの届出を目指す。

乳酸菌での「筋肉」に関する表示は前例がないため、既存の乳酸菌やスポーツ向け素材との差別化を訴求していく考えだ。

このほか、同社の主力素材であるグルコサミン塩酸塩やGABA、銀杏葉エキス末なども引き続き引き合いがあるという。


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