米国店舗レポート②Trader Joe’s
2025年1月6日
9割がPB製品の大人気グルメスーパー
1958年に米国・ロサンゼルスでジョー・コロンビー氏(2020年に死去)が開業したグロサリー・チェーン。2023年春時点で全米に561店舗を展開している。
ホールフーズなどと並ぶ米国・グルメスーパーの代表格であり、全商品の約90%が自社開発のプライベートブランド品であることが同店の大きな特徴。バイヤーが世界各国から仕入れたこだわりの製品をリーズナブルな価格で購入できることから、米国の消費者だけでなく日本人観光客にも高い人気がある。
また、トレーダージョーズは店舗面積が一般的な米国スーパーや競合店であるホールフーズ・マーケットと比べると小さいため、厳格かつ積極的なマーケティング戦略を行っており、少ない品数でも常に売れ行きの良い商品を並べる戦略を取っている。
サプリメントの売り場も人気の高い製品を厳選しているため、米国市場のトレンドを反映しているともいえる。
今回訪問したのは、米国カリフォルニア州サンフランシスコの観光地であるフィッシャーマンズワーフの店舗。
サプリメントの取り扱いは棚一面だけであったが、10月末に開催された「サプライサイドエキスポ ウエスト」でも展示が目立った美容訴求のコラーゲンペプチドをはじめ、ビダミンC・D3、マグネシウムなどが並んでおり、そのほとんどがPB製品だ。
「グルメスーパー」というだけあって、生鮮食品や菓子・総菜など一般の加工食品や飲料品、アルコール類まで充実しており、いずれもPB製品が中心となっている。 前回紹介した「レインボー・グローサリー」と同じく、生鮮食品のキノコも多数販売されていた。コロナ禍以降のキノコブームは食品スーパーの品揃えにも波及しているようだ。
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第1回 レインボーグロサリー
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