- トップ
- ニュース , ビジネス , ヘルスライフビジネス , 原料・OEM
- 乳酸菌FK-23専用製造工場で徹底…
乳酸菌FK-23専用製造工場で徹底管理/ニチニチ製薬
慢性腎臓病モデルマウスの研究に国内外から注目
ニチニチ製薬(三重県伊賀市、☏0595-48-0201)が原料供給している独自技術で加熱処理したヒト由来のフェカリス菌原料「FK-23」や「LFK」の慢性腎臓病モデルマウスにおける腎疾患信仰抑制効果が、昨年国際学術誌の「Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition (JCBN)」にて発表され注目を集めている。
発表された論文では、慢性腎臓病(CKD)モデルラット、片腎ラット、健康なラットに、通常食もしくはFK-23食(3%)、LFK食0.3%食、LFK3.0%食を10週間摂取させたところ、FK-23およびLFK摂取群はいずれも腎機能マーカーの一つである血中BUNとクレアチニンの上昇が有意に抑えられた【グラフ】。また、血中尿毒素であるインドキシル硫酸とP-クレシル硫酸の増加も有意に改善された。そのほかにも、通常食群に比べ腎組織の繊維化が抑制され、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6)や酸化ストレス(4HNE)の発現、善玉菌の減少も有意に抑制していることを確認した。同研究における結果は2022年10月に特許を取得した。
「FK-23」は、これまでにも抗腫瘍効果や感染防御効果、毒性軽減効果、白血球減少抑制効果にて特許取得実績を持っている。一方、「LFK」は、がん転移抑制効果にて特許を取得済みだ。
「FK-23」と「LFK」は、委託製造せず37年間同原料を作るためだけの専用工場にて、すべてを自社で管理した中で製造しているため、コンタミネーションの心配がなく、品質の安全性においても信頼性の高い原料となっている。
同社では、今後も研究に力を入れていくとともに、これらのエビデンスを活用し、ペット向け製品への提案などにも注力していく方針だ。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓