ビーエイチエヌ/横浜研究開発センター始動

2025年2月13日

研究や分析の質向上、素材開発などもよりスピーディーに

 ビーエイチエヌ(東京都千代田区)は1月30日、首都圏における同社初の研究所となる「横浜研究開発センター」(横浜市鶴見区)の本格始動に伴う見学会を開催。同社では、新たに導入した高分解能質量解析装置「オービトラップ」をはじめ最新機器を活用して分析や研究の質を高めるとともに、自社素材および顧客の素材開発、機能性表示食品の届出サポートなどに関して、これまで以上のスピード感を持って対応していく。

 見学会でははじめに同社の恩田明広社長が、①「安全・安心・安定供給で信頼を得ること」、②「地域素材や未利用資源の活用なども含め独自原料を開発することで人々の健康と社会に貢献すること」、③「健食業界全体の発展、底上げに貢献すること」といった同社が創業以来大切にしてきた3点を研究所を通じてさらに推進していくとあいさつした。

 同研究所の所長を務める野崎勉氏は研究所の概要を説明。新たに導入した高精度で分子量を同定できて分離能が高く、定量可能なハイブリッド装置「オービトラップ」を「ラボの目玉」として紹介した。また、同社営業本部取締役の山下明宏氏は研究所の活用の一つとして、オリジナル原料の開発について言及。エビデンスに基づく素材開発・付加価値創成(学会発表や特許など)といった顧客の原料開発、さらには製品化もサポートできることを強調した。

 なお、記念講演では、早稲田大学の矢澤一良教授による「食によるウェルビーイング」と題した講演が行われた。


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