「ヒトケミカル」の認知拡大に注力/シクロケム

2025年2月20日

「還元型CoQ10包接体」本格供給へ

シクロケム(東京都中央区)では、生体内で産生されるCoQ10、R‐αリポ酸、L‐カルニチンといったミトコンドリアの活性化に不可欠な物質を「ヒトケミカル」と定義し、長年にわたって認知拡大に取り組んできた。

「ヒトケミカル」は、脂質や糖質をミトコンドリアに取り込み、TCA回路および電子伝達系におけるエネルギー産生を促進するとともに、その際に発生する活性酸素を除去する作用を持つ。

一方、生体内での「ヒトケミカル」の産生量は20才前後をピークに減少するため、サプリメントなどで補給することが重要になる。

シクロケムでは、γ‐シクロデキストリンによる包接技術を活用し、脂溶性成分であるCoQ10の水溶性・吸収性を高めた「CoQ10包接体」、R‐αリポ酸の熱や酸に対する安定性を高めるとともに吸収性を改善した「R‐αリポ酸包接体」を開発。大手ブランドメーカーを含む数多くの採用実績を積み重ねている。

「CoQ10包接体」については、カネカ社製の還元型CoQ10を用いた「還元型CoQ10包接体」を昨年上市した。

従来の酸化型CoQ10包接体よりも高い吸収性を示し、粉末状のため打錠やハードカプセルに配合することも可能だ。

このほど量産体制が整ったことから、本格的に提案を強化していく。

「R‐αリポ酸包接体」は、ヒトの生体内に存在する天然型のR体αリポ酸を用いており、近年はR体の優れた安全性が認知されてきたことで、市場でのシェアが高まっているという。

同社では、今後も「ヒトケミカル」が有する機能性を追求していくとともに、その認知拡大にも引き続き注力していく方針だ。



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