新事業「睡眠美容事業」に本格参入/プロラボHD

2025年2月28日

佐々木CEO「睡眠課題の解決策を事業開発していきたい」

佐々木広行代表取締役兼CEO

 インナービューティによる健康寿命の延伸への貢献を掲げるプロラボホールディングス(東京都港区、☏0120-954-604)は、2024年10月から新たに「睡眠美容事業」への本格参入を開始した。

 同社の代表取締役兼CEOの佐々木広行氏は、「昨今、睡眠に関する研究が進み、睡眠と成長ホルモンや自律神経、美容などの関係が明らかになりました。また、睡眠の悩みを多く聞くようになり、インナービューティで健康寿命の延伸に貢献することを掲げている当社では、睡眠についても健康寿命の延伸に欠かせないと考え、事業参入を始めました。今後は睡眠のさまざまなソリューションを開発していきたい」と参入の思いを述べた。

 また、同社は水分子をコントロールするデバイス「WOTT(ウォット)」を開発し、より良い睡眠環境の提供を目指しています。佐々木氏は、これにより、質の高い睡眠を実現し、美容と健康の向上をサポートしたいと語る。

 一般的な睡眠事業は、寝具や医療、サプリメント、アプリ関連などがあるが、同社の睡眠美容事業は、水分子と栄養学を基盤としてアプローチしていく。すでに2024年10月、東京・麻布十番に深層睡眠のソリューションのサロン「NEMURY」をオープン。ヘッドマッサージ中心の一般的な睡眠サポートサロンと異なり、睡眠に関する専門資格を取得したスタッフによるカウンセリングや血流観察、テラヘルツ、水分子のコントロールのデバイステクノロジー、栄養指導、水素吸入を用いたトリートメントを受けることができる。また、2月7日には新宿三丁目に睡眠ビューティラウンジもオープンしている。

国際特許技術のデバイス「WOTT」

水1滴を1億8000万粒に極小化し連珠結合を実現

 同社が研究開発した「WOTT」は、電波振動により、水1滴を約1億8000万粒(1粒あたり8μm)に極小化し、連珠結合させるというテクノロジーを搭載したデバイス。この技術は国際特許技術の認証を取得済みだ。

 長きにわたり、水分子をコントロールする技術の研究を続けてきた開発者は(揚げ物など高温化での)食品の水分コントロールと花の細胞に含まれる水分子をコントロールする技術を発見し、関連製品の開発を行っていた。

 これまでに60以上の大学・研究機関と、食品以外にもヒトや細胞、医薬品などへの応用の研究を続けており、水分子の定量エビデンスを強化している。

 WOTTは、これらの研究・技術を応用し、電波振動を起こすマット部分と、そのマットの動作をコントロールするデバイスでできている。その上で寝ることで体内の水(体液)を極小化することを実現した。また極小化した水は連珠結合をさせることに。この結合は離水を防ぐため、食品の保存などにも応用されている。安全性においても確認済み。ヒトへの副作用がないため安心して利用が可能だ。

NEMURY体験レポート

施術前後の比較で効果を実感

 2024年10月に都内・麻布十番にオープンした深層睡眠美容サロン「NEMURY(ネムリー)」を訪問しサロンを体験してきた。

 「ネムリー」では、睡眠美容セラピストの資格を持つスタッフにより、国際特許技術を活用したデバイス「WOTT」を用いたプログラムを実施しており、

①睡眠美容カウンセリング、②毛細血管血流観測③テラヘルツ理学療法機器、④深層睡眠トリートメント⑤高濃度水素吸入、⑥栄養カウンセリング

などを行っている。

 最初に、用意されたガウンに着替え、セラピストから最近の体調や睡眠に関する悩みなどのカウンセリングを受ける。その後、専門の顕微鏡で手の指先の毛細血管を観察。サンプルの毛細血管の状態も見せてもらいながら、現在の筆者の状況を丁寧に説明してもらった。

毛細血管の状態を記録した後、ベッドのある個室へ移動。個室にはテラヘルツ理学療法機器や高濃度の水素吸入機があり、ベッドにはWOTTが敷かれている。水素吸入器を鼻粘膜から吸入し、ベッドに横になり、心地よいヘッドマッサージを受ける。WOTTにより少し体温が上がっているのか、ぽかぽかした感覚を味わいながらいつの間にか眠ってしまった。30分ほどして起こされ、再度毛細血管の観測を行うと、指先の血管は施術前と比べ歪みが取れているように見えた。これを繰り返すことでさらに分かりやすい変化を体感することができるという。

 以上、約1時間弱のプログラムで体験は終了。これまでにない睡眠サロンの貴重な体験を味わうことができた。


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