今後は大規模観察試験や学術集会の実施も視野に

丸善製薬（東京都渋谷区、☎03-3496-1521）は、3月4日を「HMPAの日」として日本記念日協会に申請し、認定された。

　この度「HMPAの日」の認定を記念し、2月21日に丸善製薬東京支店で記念日登録授与式が行われ、日本記念日協会代表理事の加瀬清志氏より同社代表取締役社長の日暮泰広氏へ認定証が手渡された。日暮氏は「記念日の制定をきっかけにHMPAの効果と可能性を伝えられる日になれば」と今後への期待を話した。

　このほか同会では、HMPAの開発秘話や、HMPA成功のきっかけ、HMPAの今後の展望についても発表を行い、今後は青森県弘前市で20年にわたって行われている大規模健康診断の結果を用いた大規模観察研究の実施を視野に入れるほか、毎年3月4日付近の学術集会の開催や新たな機能性にまつわる研究にも注力していくと抱負を語った。また、営業面についてもBtoB、BtoC両方にアプローチしていくほか、展示会などイベントを通じて素材の認知度を高めていく方針であるとした。

　同社では、機能性表示対応素材「アクティボディ（同社登録商標）RB」の機能性関与成分としてHMPA（3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸）を規格化しており、「BMIが高めの方の腹部の脂肪（内臓脂肪）を減らす機能」「食後血糖値が高めの方の食後に上昇する血糖値を元に戻しやすくするのをサポートする機能」「BMIが高めの方の腹部の脂肪（内臓脂肪）とウエスト周囲径を減らす機能」「LDLコレステロールや総コレステロールを下げる機能」といった表示で豊富な受理実績を持つ。昨年には、同社として初のPRISMA2020に準拠した届出として業界から注目を集めた。

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