馬エラスチンなど独自の美容素材を提案/日本バイオコン

2025年3月11日

8種類の植物セラミド「アクティブセラ」にも注力

日本バイオコン(名古屋市中川区)は、馬エラスチンペプチド、豚プラセンタエキス末、植物性セラミドなど独自の美容向け素材をラインアップしている。

馬エラスチンペプチドは、食肉として安全性が確認された馬の項靭帯から独自の酵素処理技術によって低分子のペプチド(分子量3000以下の分画が90%以上)を高純度で抽出したもの。

国内で加工しているため原材料に「国内製造」と表記でき、水への溶解性が高く、動物臭も抑えているため、サプリメントのほかドリンクやゼリー、グミなどへの配合も提案している。

ヒト試験では、健康な女性に馬エラスチンペプチド100mg/日(15人)またはプラセボ(16人)を8週間摂取させたところ、馬エラスチンペプチド摂取群ではバストトップの有意な増加が確認されたほか、顔の色素沈着低下や毛穴に関する主観的なアンケートの結果が有意に改善したことが認められた。

豚プラセンタエキス末は、ヨーロッパ産の豚胎盤を賦形剤不使用で粉末化しており、こちらも水溶性が高く動物臭も少ないことから、ドリンクやゼリーなどに採用されるケースも多い。

分子量3000以下の低分子ペプチドを多く含み、インビトロの試験ではⅠ型コラーゲンの産生促進効果も確認している。豚由来のほか、約40%の高濃度で粉末化した馬プラセンタも取り扱う。

セラミド含有植物発酵エキス「アクティブセラ」は、米、パイナップル、モモ、コンニャクイモなど8種類の野菜や果物、穀物を原料にセラミドを発酵・抽出し、6%以上で規格した新素材。

サンプルワークではイメージの良さが顧客からも評価されており、同社としても既存のセラミド素材との差別化を訴求していく考え。


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