「API’s PLUS on」(8)発泡サプリ

2025年4月1日

第8回「発泡サプリ」

健康食品受託製造企業最大手のアピ(岐阜市)では、多彩な製剤加工技術と原料加工技術を駆使することで最終製品に新たな魅力や付加価値を〝プラスオン〟するプロジェクト「API‛s PLUS on」を展開している。連載第8回は、錠剤や顆粒を炭酸飲料のようにシュワっと発泡させる製剤技術「発泡サプリ」を紹介。味付けのアクセントとして「おいしさ」や「楽しさ」を付与し、嗜好性に優れたサプリメントの開発を提案する。

サプリメントに「おいしさ」「楽しさ」を付与

近年は、ドリンクやゼリー、グミなど一般食品に近い形状がトレンドとなっており、サプリメントの「おいしさ」や「食べやすさ(飲みやすさ)」を向上させるための技術開発も活発になっている。

そうした中、アピでは「味付け」や「香り付け」に加え、サプリメントに新たなアクセントを与える製剤技術として「発泡サプリ」を提案している。

「発泡サプリ」は、錠剤や顆粒に発泡基材を配合することで、水に触れると二酸化炭素が発生し、炭酸飲料のようにシュワっと発泡する製剤技術。

主に「直接食べる」「水などに溶かして飲む」という2種類の使い方ができ、サプリメントに「目新しさ」や「アクセント」を付与できるため、近年人気が高まっている。

発泡によって口内に爽快感を与えると同時に、苦みや渋み、えぐみをマスキングする効果もあり、風味にクセのある原材料でも利用しやすいことがメリットだ。

実際に、苦みの強いEAAを配合した発泡顆粒を用いた社内アンケートでは「市場品よりも食べやすい」「苦みが抑えられている」「新鮮味がある」といった感想が聞かれた。

炭酸のように発泡する特性から、コーラやラムネ、ジンジャーエールといった風味との相性が良く、「スポーツニュ―トリションを配合したエナジードリンク風味のサプリメント」や「口内で有効成分が溶けだすオーラルケアサプリメント」などの開発も可能だ。

発泡サプリを水に溶かすことで、微炭酸のドリンクにすることも可能。冷水でも短時間で自然に溶け、NMNのように水中での安定性が悪い成分を用いたドリンクも製造できる。

アピでは、官能検査に合格した経験豊富なスタッフが味付けを担当。エビデンスに基づいた処方設計に加えて「おいしさ」でも差別化を訴求している。

なお、4月22日(火)・23日(水)開催「健食原料・OEM展2025」では「発泡サプリ」をはじめとした、同社独自の製剤技術や原料加工技術をPRする予定だ(小間番号:F‐06)。


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