ナットウキナーゼで機能性表示届出へ/セルマーク

2025年4月17日

新素材「酵素処理クリルオイル」も上市

セルマーク・ジャパン(東京都千代田区)は、台湾・コンテック社製のナットウキナーゼ原料「nattiase」を用いて機能性表示食品の届出を行っており、早期の受理を目指している。

ヘルスクレームは血流改善を介した血圧上昇抑制作用を想定しており、PRISMA2020にも対応。血流改善のほか、今後は腸内環境改善や睡眠改善などの機能性も探索していくという。

このほか、抗肥満素材のアマチャヅルでも機能性表示の届出を準備中。アマチャヅルはサポニンの一種であるダムリンAとBを規格しており、臨床試験では体脂肪や内臓脂肪の減少効果を確認した。その作用機序については、体内で代謝に関与する酵素・AMPKを活性化することにより、脂肪の燃焼を促進すると考えられている。

韓国では「体脂肪改善」の機能性がKFDAに登録されており、国内においても機能性表示対応のダイエット素材として提案を強化していく構え。

また、同社では新素材として「酵素処理クリルオイル」の提案を開始。

一般的に、DHA・EPAなどのオメガ3系脂肪酸は生体内で活性代謝物に変換されることにより、抗炎症作用や代謝改善作用など発揮するという作用機序を持つ。

一方「酵素処理クリルオイル」は、オメガ3を酵素処理によってSPM類という代謝物に変換させており、生体内でより効率的に作用すると考えられている。250㎎/日という少量で有効性が期待でき、価格・量ともに安定供給できることもメリットだ。

酵素処理前のクリルオイル(総リン脂質40%・56%以上)も取り扱っており、MSC認証のある南極オキアミをGMPおよびFSSC取得工場で加工するなど優れた品質で差別化している。

健食原料・OEM展2025では、ナットウキナーゼやアマチャヅル、酵素処理クリルオイルといった独自素材をPRする予定だ(小間番号:G3・4)。


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