頻尿対策に「ヒシエキス」を提案/林兼産業
林兼産業(山口県下関市、☎083-266-1191)は、①血糖値改善、②抗糖化、③糖化物分解の三方向から糖化ストレスを軽減させるオリジナル素材・ヒシエキスを供給している。今後は新規のエビデンスを基に「頻尿」対策素材としても提案に力を入れていく。
林兼産業では約800種類もの植物エキスの中から一年生の水草「トウビシ」に高い抗糖化活性があることを発見し、長年にわたって研究を行ってきた。
血糖値改善の段階では、ヒシエキスは糖代謝に関わるα‐グルコシダーゼ阻害活性が明らかとなっている。ヒト試験において食前にヒシエキス100mgを摂取した場合、していない場合と比べ有意に血糖値上昇が抑えられ、血糖曲線下面積は有意に低下している。
抗糖化活性では、AGEsの一種・ペントシジン、CML、3DG(3‐デオキシグルコソン)の生成抑制を確認。
糖化物(AGEs)分解活性試験では、ヒシエキスがPTB(α‐ジカルボニル構造の切断活性を示す試薬)よりも高いα‐ジカルボニル結合切断作用と、糖化架橋切断作用を持つことが確認されている。
健康な男女にヒシエキスを12週間・1日100mg摂取させ血中糖化物の変動をプラセボ対照二重盲検法で検証した試験では、血中糖化物(ヘモグロビンA1c、ペントシジン)が有意に低下したことも分かった。
同社ではヒシエキスの新規機能性研究を進めるなか、マウスにおける前立腺肥大抑制効果を明らかにしており、頻尿の原因となる高血糖ならびに酸化ストレスへの機能性と共に提案する。
「頻尿対策は多くがノコギリヤシをベースとした男性向けサプリメントとしての展開ですが、『ノコギリヤシ製品との差別化』や『女性向け頻尿対策』の製品開発へ、ヒシエキスの新規エビデンス・コンセプトも是非ご検討下さい」(同社)。