機能性表示対応の高純度セラミドを供給/ニップン
2021年10月13日
ニップン(東京都千代田区、℡03-3511-5357)は機能性表示に対応する国産米由来およびトウモロコシ由来の「ニップンセラミド」を供給している。
特徴は、グルコシルセラミド含有率の高い高純度品である点。同社の独自技術によって、製品の酸化や吸湿性を高めてしまう遊離脂肪酸などの不純物を極力取り除いており、クロマトグラフィー分析でもその純度の高さを確認している。
熱に強く、pH安定性にも優れることから、サプリメントやドリンク、菓子などさまざまな商品に配合しやすい点も特徴である。
ニップンセラミド5%水溶液を100℃および121℃で加熱しグルコシルセラミド残存率を測定した試験や、粉末セラミドを油中に入れ180℃で加熱した試験では、加熱前後で数値の変化がほとんど無いことが証明された。pH安定性試験においては酸性傾向もしくはアルカリ性傾向でもグルコシルセラミド含量にほとんど変化は見られなかった。
ヒト試験による経口摂取試験では肌の保湿効果や肌の水分蒸散量抑制、角質水分量増加などが明らかになっており、「肌の水分を逃がしにくくし、肌を乾燥から守る機能(バリア機能)を維持することが報告されています」などのヘルスクレームで機能性表示食品の受理実績を重ねている。
素材ラインアップは
・米由来粉末タイプ「RPS」(グルコシルセラミド6%以上規格)
・米由来乳化液タイプ「RLG」(3%以上規格)
・米由来化粧品用「RE」(3%以上規格)
・トウモロコシ由来粉末タイプ「CP」(3%以上規格)
の4種類。
「myoceram」(商標登録済)の素材名で、海外からの引き合いも順調に伸びているという。
SDGs対応素材としても注目されており、持続可能な開発目標にも貢献する。