「終わりの見えない闘い」上映会実施/JAHI
2021年10月27日
日本ヘルスケア協会(JAHI)が、ドキュメンタリー映画『終わりの見えない闘い~新型コロナウイルス感染症と保健所』の動画配信による自主上映会を実施する。
住民のいのちと健康を守る公衆衛生は国の根幹でもある「命の安全保障」ともいえる重要な役割であり、その最前線に立たされた保健所は、この度の新型コロナウイルス感染症の蔓延に対して、手薄になった職員数と初めて経験するパンデミックの中で、土曜も日曜も無い過酷な勤務を迫られることになった。
2020年2月から3月にかけて、「帰国者・接触者相談センター」が開設された東京「中野区保健所」では電話回線も、対応する保健師の体制も整わない中、感染を心配する区民から殺到する電話の対応に追われていた。
朝、保健所に着いて荷物を置く間もなく、鳴り響く電話の受話器を取る日々。しびれを切らした相手からは罵声を浴びせられ、ひたすら頭を下げ、無我夢中での応対が続く中、SNSでは保健所非難の投稿が続発する戦場さながらの緊迫した毎日。
これまで体験したことのなかった危機的状況に、誰からともなく「この体験を雲散霧消させることなく記録に残しておかなければ」との思いから出来上がった10カ月の記録がこのドキュメンタリー映画である。
JAHIは「帝京平成大学看護学科の工藤恵子教授、薬学科の小原道子教授の推薦により、本作品をできるだけ多くの関係者に視聴してもらうこと目的として、下記の期間、無償で動画配信することといたしました」と話す。
11月30日(火)0:00~12月2日(木)23: 59
視聴を希望される場合は、近日中にJAHIのホームページに掲載される申込書によってお申込みください。