富士見養蜂園とノルデステが業務提携を締結
先代の哲学を継いでプロポリスの普及にまい進
プロポリスの老舗メーカーである富士見養蜂園(埼玉県志木市、https://fujimibeehouse.co.jp/)とノルデステ(東京都足立区、https://www.nordeste.co.jp/)は、このほどプロポリスの製造・販売に関する業務提携を締結した。
富士見養蜂園の創業者である角田汎造氏(昨年6月逝去)は、世界初となる「超臨界抽出プロポリス」の開発に成功。日本プロポリス協議会の発足から長年にわたって会長を務めるなど、日本市場におけるプロポリスの普及啓もうに尽力してきた一人だ。
一方、ノルデステの阿部和重氏(現・会長)は、1985年にブラジル産プロポリスの取扱いを開始。超高圧抽出法を用いた独自素材「オーガニックホールフーズプロポリス」などを販売するほか、日本プロポリス協議会の理事を長年務めるなど、角田氏とともにプロポリス業界の発展を支えてきた。
現在は、2代目の角田陽介氏【左】と阿部朋孝氏【右】がそれぞれ代表取締役社長に就任し、先代の志を受け継いでプロポリスの拡販にまい進している。
昨年3月に就任した富士見養蜂園の角田陽介氏は、超臨界抽出プロポリスの原料供給・OEM事業のリニューアルとともに、自社工場の改築や直売所のオープンなど積極的なビジネスを推進。新素材として「オーガニック霊芝」の取扱いもスタートした。角田氏は「先代の哲学を受け継ぎながら、天然物にこだわった製品開発や販売提案に力を入れ、消費者の皆様に健康と安心をお届けしたい」と意気込む。
一方の阿部朋孝氏は「昨今のコロナ禍でプロポリスの機能性が大きな注目を集めている。これを一時のブームとして終わらせないよう、私たちの世代で再びプロポリスの認知度向上と市場拡大に取り組んでいきたい」と語っている。