美容向けハーブ・ドラゴンヘッドの認知普及へ

2022年2月9日

エイチ・ホルスタインが差別化素材として提案

 エイチ・ホルスタイン(東京都千代田区)は、スイス・ミベールバイオケミストリー社製の水溶性の食品素材として、有機栽培されたシソ科植物の一種モルダビアン・ドラゴンヘッドの地上部(茎・葉・花)から抽出した「ドラコベルNu」を供給している。ドラゴンヘッドというインパクトのあるハーブ名、肌の中からコラーゲンを増やすといったFOXO(フォークヘッドボックスタンパク質O)を活性化させる作用機序などを特徴に、美容食品市場における差別化素材として「ドラコベルNu」の提案を強化していく。

 中央アジア原産のドラゴンヘッドは、茎・葉・花の部分がこれら地域で伝統的に用いられ、抗酸化、老化防止といった作用が報告されている。また、葉や花はレモンバームのような風味があり、欧州各地でお茶として伝統的に使用されるほか、サラダや魚、肉料理の風味付けとしても人気が高いという。

 女性32人(平均年齢50・8歳)を対象にした臨床試験では、同素材200㎎/日を8週間摂取させ、腕の内側を測定した結果、試験前と比較して肌の水分量、弾力、密度が増加。さらに、老化研究のモデル動物である線虫を用いた生物試験で、コラーゲン増強作用も確認している。こうしたデータとともに体内のコラーゲン修復、DNA修復、生体防御、酸化ストレス耐性および細胞解毒機構を強化する新規の美容・アンチエイジング素材としてドラゴンヘッド抽出物の拡販を目指す。

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