【主張】私たちはいかなる戦争にも反対する

2022年3月2日

私たちはいかなる戦争にも反対する/ヘルスビジネスメディア主幹・木村忠明


 長い新型コロナウイルスとの戦いにようやく明かりが見えて来た。この間、全世界で4億5000万人を超える人が感染し、600万人の尊い命が犠牲になった。日本国内でも累計で約500万人が感染し、2万3000人を超える人が亡くなっている。

 マスコミでも多くの有名人の感染や死が報道され、身近でも肉親を亡くした人が少なからず出た。先日も仕事関係の人で父親を亡くした人が訪ねて来た。話すると亡くなった父親は筆者と同じ年だと言う。話すうちに彼の目に涙があふれた。

このパンデミックは未知のウイルスの感染と死の恐怖を我々に植え付けた。同時に命の大切さと健康でいることの有難さを、こんなに実感したことはなかった。そしてワクチンや医薬品もさることながら、健康に役立つサプリメントをはじめとする予防産業や健康産業の大事さを改めて自覚させられた人も多いことと思う。

 ところが新型コロナがようやく終息に向かい始めた矢先に、今度はロシアのウクライナ侵攻が起こった。人類の歴史は感染症の流行と戦争の歴史でもある。共通するのは掛買いのない人の命が失われることだ。再度言うが、命の大切さを前提にした産業が健康産業である。そうであるならば、いかなる理由があれ国家の名のもとに人命を奪う行為が許されて良いわけがない。私たちはあらゆる戦争に反対する。ウイルスには人の言葉は通じないが、人がつくった国同士ならば言葉は通じるはずである。紛争の解決は話し合ですべきで、戦争いらない。私たちはNO Warである。(主幹・木村忠明)

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