国内最大級シェアラボがオープン/京都リサーチパーク

2022年4月8日

スピーディーかつ手軽に実験を行える研究施設 食品関連でも利用可能

 京都リサーチパーク(京都市下京区、☎:075・315・9040)は4月1日、北大阪健康医療都市に立地する、健都イノベーションパークNKビルの4階に国内最大級のシェアラボ「ターンキーラボ健都」をオープンした。

 3月25日にはオープンに先立ち、メディア内覧会が行われた。

 同社はライフサイエンス分野に注力し、レンタルラボの賃貸をはじめ、VC・大手製薬を対象にスタートアップのピッチコンテストなどを開催している。

 小川信也社長(当時)は、「これまでの取り組みの中で、ネットワーキングの機会だけでなく、スピーディーかつ手軽に実証実験を行えるラボへのニーズが強いと感じたことが、シェアラボ創設の動機であります。長年のノウハウを活かした快適な研究環境と健都内外へと広がる交流の機会をご提供することでライフサイエンス分野のイノベーション、エコシステム形成を図りたいと考えています」などとあいさつした。

 同ラボのモデルとなったボストン発祥の機器付シェアラボ「BioLabs」には基本的な実験機器が設備され、VC・大手製薬とのネットワーキングの機会を兼ね備え、ライフサイエンスエコシステムの構築に繋がっている。

 新事業開発部部長の味岡倫弘氏は、「当ラボは、シェアオフィスの研究所バージョンだとご理解ください。今後、研究施設においても『所有』から『借りる』時代へ移り変わっていくのではないかと考えています」と話した。

 同ラボは約930㎡と国内最大級で、中央エリア・一般実験エリア・P2/BSL2実験エリアの3つのエリアに分かれている。

☞ 詳細は本誌ヘルスライフビジネス4月1日号へ

関連記事