中国、「中国医薬発展計画」を公布
2022年5月20日
漢方商材の保健食品、特殊医学用途配合食品などの研究・開発を推奨
中国の国務院は3月29日、「『十四五』中国医薬発展計画」(以下「計画」)を公布した。同計画は、中国の第14回5カ年計画の一環で、2025年までに中国医薬(漢方)健康サービス能力を大幅に高め、中国医薬の質の高い発展政策及び体系を整備し、国が掲げている「健康中国」の実現が目標である。計画には漢方素材(生薬など)を活かした中医薬健康商品の活発な展開、特に保健食品、特殊医学用途配合食品などの研究・開発についても盛り込まれており、今後の健康食品市場の発展に追い風になると期待されている。
「健康中国行動(2019-2030年)」の一環漢方素材(生薬)健康食品市場の活性化に期待感
「『十四五』中国医薬発展計画」は中国政府が2019年に公布した「健康中国行動(2019-2030年)」の一環で、主に漢方理論や資源(素材など)を活かして、国民の健康水準の向上を実現する取り組みについての計画である。同計画に盛り込まれた「中国医学発展」の取り組みの主な内容は以下の通りである・・・
続きは「ヘルスビジネス チャイナ&アジア2022年6月号」に掲載