売上高7.6%増の4151億円/ヤクルト本社
2022年5月27日
「ヤクルト1000」販売量2.6倍に
ヤクルト本社(東京都港区)は今月13日、2022年3月期決算を発表。売上高は7.6%増加の4151億1600万円、経常利益は19%増加の685億4900万円で増収増益を記録した。
国内の飲料事業は、昨年4月に全国販売を開始した機能性表示食品「ヤクルト1000」【写真】の売り上げ数量が前期比268.6%となる114万7000本(一日当たり)に急増。一方、主力の「ヤクルト400」は17.2%減少の265万6000本(同)となった。なお、国内における乳製品の売上高は、9.1%増加の1018億100万円となっている。
海外では、積極的な納入店舗・販売組織の拡大とコロナ禍による需要増加、さらに円安の影響もあり、米州地域が13.2%増加の473億8800万円、アジア・オセアニア地域が11.5%増加の1281億9900万円、ヨーロッパ地域が9.9%増加の94億1300万円と軒並み好調に推移した。
なお、来期については販売数量の拡大と円安の影響から売上高は7.6%増加の4465億円を見込んでいるが、原材料費の高騰などで経常利益は0.8%減少の680億円と予測している。