インフォームドチョイス、五輪後も問い合わせ続く
認証基準満たせば医薬品、化粧品も取得可能
食品および健康食品関連コンサルテーションなどを行うバイオヘルスリサーチリミテッド(東京都文京区、☏03-5842-2161)は、国際的アンチ・ドーピング認証機関LGC社(英国)の日本総代理店として、2016年からスポーツサプリメントのアンチ・ドーピング認証「インフォームドスポーツ」、「インフォームドチョイス」の届出サポート事業を行っている。
「インフォームドスポーツ」および「インフォームドチョイス」は、国際的なアンチ・ドーピング認証プログラムで、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)が禁止している物質によって製品が汚染されていないかを、①製造工場施設の書面監査と審査、②最新の高度な分析技術による継続的な製品試験によって保証する厳密なリスク管理システムとなっている。製造施設の審査には、GMPに加え、MAQ(アンチ・ドーピングに必要なリスク管理)を加えてサプリメントの原材料管理から製造・包装まですべての工程の品質管理と管理状況の精査を実施している。
製品分析においては、ISO17025取得ラボで分析を行っており、「インフォームドスポーツ」は、オリンピック選手などのエリートアスリートがより安全に製品を使用できるよう、製品を全ロット分析+4ロットごとの「ブラインド」サンプル分析を実施。
インフォームドチョイス」は、アスリートやアクティブなライフスタイルを愛する人が安全に製品を使用できるよう、毎月1回の定期的な「ブラインド」サンプル分析を実施している。
同認証は、認証基準を満たせば医薬品や化粧品でも取得が可能。「製品認証」のほかに、「原材料認証」と「工場認証」もあり、現在、世界で500社以上が認証を取得している。国内では5月現在、96社250製品が認証されている。
昨年開催された東京オリンピック後もコンスタントに問い合わせが続いており、各競技団体への認知の浸透も感じているという。今後は、既存の製品だけでなく、CBDなどの新たな領域にも注目し取り組みを強化していく方針だ。