ラビリンチュラの原料供給を本格始動/金秀バイオ

2022年6月9日

サプリメントから一般食品まで幅広く提案強化

金秀バイオ(沖縄県糸満市)は、沖縄県および東京工業大学、宮崎大学との連携により微細藻類のラビリンチュラとナンノクロロプシスの培養技術を確立し、昨年3月に自社製品「藻の極み」【写真】を自社通販ルートで発売した。

今年1月からはラビリンチュラの原料供給をスタートしており、「沖縄発の藻類素材」として提案を強化している。

ラビリンチュラは、一般的にDHAを抽出したものが健康食品として流通しているが、同社では藻体をまるごと粉末化していることが特徴。藻体には抗ロコモ作用など独自の機能性が報告されているため、抽出物との差別化を訴求している。

一方のナンノクロロプシスは、EPAを豊富に含むほか、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など61種類もの栄養成分を含有することが特徴だ。

いずれも屋内培養のため海洋汚染や天候不良に左右されず、漁獲資源に影響を与えないことから「SDGs」への貢献も期待されており、サプリメントから一般食品まで幅広く提案していく構え。

関連記事