NMN、機能性表示食品への届出完了/TAメディカル

2022年9月21日

今年9月「インフォームド原材料」認証も取得、確かな品質を提案

 TAメディカル(沖縄県那覇市、☏098-987-0559)では、製造プロセスも明確で、純度も高く、品質が安定していることから化学合成法のNMNを取り扱っている。

 同社では、GMP認証およびISO22000を取得している自社工場にてNMNを精製・粉体加工しており、MSDS(化学物質等安全データシート)も自社で発行できるため、製造した原料のトレース管理も可能な国内製造原料として供給が可能だ。要望に合わせて嵩密度も調整可能であることも強みとなっている。

 研究面においても力を入れており、昨年12月に設立された一般社団法人NMN機能性食品開発協会のNMN成分に対する研究と機能性表示食品として市場に広く安心で安全なNMNを普及する趣旨に賛同し、同協会の指導の下でNMNの研究開発と製品として高い品質が提供できる原料と製品作りに注力している。現在は、沖縄県の大手医療機関の再生医療チームと連携してロコモ・フレイルに関するヒト臨床試験も進めている。

 また、機能性表示食品への届出もすでに済ませており、順調に進めばNMN原料を関与成分とした初の機能性表示食品の届出受理が実現する。

 安全性・品質に関しても厳しく管理しており、NMNの純度は99.0%以上。また、不純物(残留物)もNMNの前駆体であるNRやナイアシンといった安全な物質であることを確認。NMNにはβとαの2種存在しているが、同社では、ヒトに効果があるとされるβ-NMNであることを分析し証明している。そのほか、豊富な各種データも有しているため、安全性・品質ともに信頼性の高い原料となっている。英国LGCの国際的アンチ・ドーピング認証である「インフォームド原材料」も取得済み。こうした信頼性の高さから引き合いが増加しているという。

 今後は、NMNと沖縄県産の食材と組み合わせた研究などさらなる機能性の研究に注力していく。

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