“ウェルエイジング”をスローガンに/キューサイ

2022年9月28日

「はかる・わかる・かわる」をテーマにした新サービスの開発もスタート

 ケール青汁などを製造・販売するキューサイ(福岡市中央区)は、9月15日青山グランドホールにて事業戦略発表会を開催した。

 事業戦略発表会では、佐伯澄代表取締役社長が登壇し、新コーポレートスローガン「人生初を、いつまでも。」やカラダの健康とココロの充実を目的とした“ウェルエイジング”市場への挑戦など今後の事業の展開を説明した。同社が今年7月に実施した市場調査では、“ウェルエイジング”の市場規模は約7400億円としており、同社ではウェルエイジングカンパニーNo,1企業として2025年12月期で売上高300億円を目指す。(※2021年度12月期売上高256億円)

コーポレートスローガン ビジュアル

 また、その事業戦略の目標の中、これまで主力として販売してきたケール青汁「THE KALE」の40周年を記念して、新たにリブランディングを行うとともにデザインを一新。より幅広い年齢層のライフスタイルに取り入れてもらいたいという想いを込めたデザインとなっている。

「THE KALE」新パッケージ

 さらに、新ビューティブランドとして『QetA(キュエッタ)』を立ち上げ、10月1日より全6商品を販売する。新ブランドは“キレイをアップデートする”をテーマとしており、化粧水、美容液、クレンジングバームなどをラインアップ。パッケージにはコーポレートスローガンに関連し人生初の体験をした瞬間、目に映った景色を描いている。

 そのほか、「はかる・わかる・かわる」をテーマにした新サービスの開発もスタート。健康に関する恒常性バランスに着目し、これらの健康状態を測定し可視化できるエイジング管理アプリのサービス実現に向け、複数のパートナー企業と連携してコンソーシアムを構築していく方針だ。また、同社のファンコミュニティとして「ウェルエイジングアドバイザーズ」を一般消費者から募集し、商品やサービスなどをともに考える“共創型”のサービスを展開していくという。来年にもテストマーケティングとして測定サービスの実施などを検討している。

 同社では、2021年度12月期の売上高256億円のうち、約51%がヘルスケア事業、約45%がスキンケア事業とほぼ半々で、BtoC事業が約88%となっており、販路はECやインフォマーシャルが中心だ。今後はBtoB向けの事業にも力を入れていく。

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