【インタビュー】富士見養蜂園・角田陽介氏
プロポリス専業メーカーとして認知拡大に注力
プロポリスの老舗メーカーである富士見養蜂園(埼玉県志木市、 https://fujimibeehouse.co.jp/ )は、独自の「超臨界抽出プロポリス」および「ホールフーズプロポリス(超高圧抽出)」の原料供給・OEMに注力している。昨年2月に就任した角田陽介社長は「創業者(=角田汎造氏。昨年6月逝去)の理念を引き継ぎ、プロポリスの認知拡大に注力したい」と意気込んでいる。
社長就任から現在を振り返って。
角田 当社は創業から50年以上にわたってプロポリスの研究開発および製造販売を続けてきた老舗メーカーです。
昨年2月に代表取締役を引き継いでからは、スタッフの増員や各種設備の改修、研究データの整理など、創業者がこだわってきたプロポリスの機能性を世界に発信していくための準備を着々と進めてきました。
こうした取組みが最近ようやく形になりはじめたと感じています。
製品の特徴を教えて下さい。
角田 当社では、プロポリス原塊を凍結粉砕し、二酸化炭素を用いて有効成分を抽出した「超臨界プロポリス」および2000気圧の超高圧で有効成分をまるごと抽出した「ホールフーズプロポリス」をオリジナル素材として取り扱っています。
特に、超臨界抽出法については1991年に特許を取得しており、長年多くのユーザー様にご支持を頂いています。さまざまな剤形に対応できるよう、FD末、乳化液、オイルなど原料のラインアップも拡充しました。
また、価格競争力のある超臨界脱脂プロポリス末やそのエタノール抽出液も取扱っています。
いずれもブラジル・ミナスゼライス州産の最高グレードのグリーンプロポリスを使用しており、品質・安全性については厳格な管理体制を構築しています。現地の生産者との協力で昨今のコロナ禍においても安定供給が可能です。
今後の注力ポイントは。
角田 創業者の遺志を受け継いで、これからもプロポリスの専業メーカーとして地道に事業拡大を進めてまいります。
まずは、より多くのお客様に超臨界プロポリスやホールフーズプロポリスを利用していただけるよう、引き続き用途開発や品質向上に取り組んでいくとともに、業界内での認知度を拡大すべく、さまざまな情報発信にも力を入れていきたいです。
ありがとうございました。