血流改善素材「ルンブルクス末」を供給/宮崎血流研究所
2022年10月26日
特許技術で線溶酵素を高活性のまま製剤化
宮崎血流研究所(宮崎県東諸県郡国富町、 https://www.m-ketsuryu-k.com/ )は、ミミズに含まれる線溶酵素・ルンブロキナーゼの発見から生まれた血流改善素材「ルンブルクス末」の原料供給および自社製品「彩々凛(ささりん)」【写真】の販売を行っている。
「ルンブルクス末」は、宮崎大学・美原恒名誉教授らの研究で発見されたルンブロキナーゼを特許製法によって高活性の状態で粉末化した独自素材。
優れた体感性が支持されて国内外で多くのリピーターを獲得しており、最近では中国・台湾など海外からの引き合いも増加しているという。
近年の需要増加を受け生産体制の強化にも取り組んでおり、昨年度からは自社でのミミズ養殖にも着手するなど、大ロットの引き合いにも対応できる体制を整えた。
同時に、ルンブロキナーゼの活性をさらに高める製造方法についても検討を行っている。
ルンブルクス末の機能性については、美原博士の研究をはじめ多くのエビデンスを蓄積してきた。
ヒト試験では、ルンブルクス末の経口摂取によって血栓溶解作用に関わる「組織プラスミノーゲン活性化因子(t-PA)」の分泌促進作用や頭鳴(耳鳴り)の軽減作用を確認している。
「彩々凛」を用いた臨床試験では、健常な男女20人に摂取させたところ、試験開始から14週間で肝機能の指標であるγ‐GTPの上昇抑制作用が認められた。
なお、γ‐GTPの数値が高い被験者においては顕著な抑制効果が見られた一方、正常値領域の被験者では有意差が見られなかったことも判明している。
同社では、今後もルンブルクス末の機能性を探求していくとともに、さらなる認知拡大にも取り組んでいく方針だ。