プラズマ乳酸菌飲料500万箱突破/キリンビバレッジ
2022年11月17日
夏季の販売数は前年比7割増に
キリンビバレッジのプラズマ乳酸菌入り飲料が1~10月累月の販売数量が約2割増(前年比)の約500万箱を突破した。
プラズマ乳酸菌飲料は7~8月の販売数量が約7割増(同)と好調に推移。中でも「iMUSE」3品【ヨーグルトテイスト、レモン、水】は春以降継続して販売数量が伸長しており、7~8月の販売数量が約4割増(同)となった。特に「ヨーグルトテイスト」は定番採用や販促強化が奏功し、量販店で5割増(同)、コンビニで約2・3倍増(同)と拡大している。
乳酸菌入り飲料市場は、7~8月の販売額が前年比1割増で推移しており、昨今の環境変化により、夏場においても生活者の健康意識が向上したと考えられる。
アンチエイジング領域研究も加速
プラズマ乳酸菌を開発するキリングループのキリンHDは11月に都内で「プラズマ乳酸菌の研究開発と社会実装について」の講演を行った。
登壇したヘルスサイエンス事業部学術・開発Gの平田啓一氏は「プラズマ乳酸菌は免疫の司令塔に働きかける唯一の乳酸菌として機能性受理されたキリングループ35年の研究の成果だ。免疫の司令塔の活性化、風邪・インフルエンザへの効果、小中学生へのインフルエンザへの効果といったヒト試験15報を含む計30報の論文という科学的根拠によって導きだした。これは食品素材として異例の多さ」と話す。
今後も「医と食をつなぐ事業」の柱として素材、商品提供を行っていくと共に、プラズマ乳酸菌が免疫領域での機能性と並行して行っていた「アンチエイジング」領域への可能性も深耕していく姿勢を示した。