睡眠市場でベネトロン採用増加/常磐植物化学研究所
2022年11月21日
確かな機能性と体感性で信頼高める
常磐植物化学研究所(東京都中央区)ではラフマ葉抽出物「ベネトロン(登録商標)」を提案している。
同素材は機能性関与成分であるラフマ由来ヒペロシド、イソクエルシトリンを各2.0%以上で規格化し、JIHFS健康食品原材料GMP、Codex規格HACCP認証を取得した国内自社工場で製造している。
これまでに行った睡眠の質に関する研究では、睡眠に悩みや不満を持つ成人健常者を対象としたヒト臨床試験で、「ベネトロン」50㎎/日の摂取によって睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)が向上する事を脳波計による客観的評価と内省評価で確認済み。
エビデンスに裏付けされた体感の良さが評価され、睡眠訴求の商品への採用が続いている。最近では抗ストレスや美容など、睡眠と親和性のある訴求と組み合わせて差別化を狙う商品に採用されるケースもあるという。
機能性表示食品としては「睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上」のヘルスクレームで受理されている。届出受理件数は78件と自社素材で最も多く、睡眠訴求市場でも豊富な受理実績が注目されている素材だ。
最終商品ではサプリメントから一般食品まで幅広い剤形で採用され、チョコレートやゼリー、ティーバッグなどの商品で機能性表示食品の受理実績がある。同社では「ベネトロン」配合のグミサンプルを作っており、国内外で好評だという。
また、同社では環境配慮の取り組みも推進している。6月には東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京都港区)よりカーボンニュートラル都市ガスの導入を開始した。これによりCO2排出量は2013年度末比64%の削減が見込まれ、今後3年以内に排出量ゼロ達成を目指している。