「子ども×噛む力」調査実施/ロッテ

2022年11月22日

子どもの噛む力 トップは秋田県

 ロッテ(東京都新宿区)は全国の「子ども×噛む力」調査を実施し結果を公表した。

 調査は子どもに〝噛むこと〟の実態について、47都道府県の3~12歳の子供を持つ親、各50名を対象に行われた。

 「噛む力」は、子どもが「よく噛むこと」に対する親の意識、子どもの一口あたりの咀嚼回数などに関する行動、噛む行動による健康効果への親の理解度の3つから偏差値を算出し、調査の結果、「噛む力」が最も高い地区は秋田県(偏差値73)で、山梨県(同68)、大阪府(同67)が続いた。最下位は神奈川県(同26)で、次点の和歌山県(同29)と2県が共に偏差値20台だった。

口腔健康 6割が「何もしていない」

 意識面では、約6割の親が、食事中に「よく噛む」重要性を認識しながら、8割の一口あたりの咀嚼回数が20回未満の子どもが8割に上るなど、行動に反映されていない事実が明らかになった。

 また、歯のみならず口腔全体の健康のために実践していることはあるか、という問いに、約6割の親が「何もしていない」と回答。

 ロッテでは調査結果を基に、口周りの健康のためにガムを噛むことや、舌の上でガムをまとめる、伸ばす、口をしっかり閉じるといった筋肉運動を通じ、「噛む」ことの大切さを啓発していく方針だ。