【本紙解説】フェムテック・デリケートゾーンの不快問題

2022年12月5日

健食で解決する動きも

健食業界で期待が高まっている「フェムテック」。最近では企業はもちろん国全体でも女性の健康や悩みに対する取り組みが活発化しており、更なる新製品・新素材、エビデンスが期待される。しかし、それに伴い女性特有の悩みを抱える女性も多い。最近は、デリケートゾーンに関する調査や、正しいケア方法の認知度など、統計・調査結果が相次いでいる。今後の展望や対策について専門家の意見とともに紹介する。

「生理時の不快感」や「ニオイ」「かゆみ」による悩み多数

 小林製薬(大阪市中央区)は10月、「女性特有の悩みに関する調査」を行ったと発表した。その結果、女性特有の下着の不快感を感じたことがあると答えた人が約8割となった。

 ほかにも、カエタステクノロジー(東京都千代田区)が女性1041人を対象に行った「女性のデリケートゾーンに関する調査」によると、「デリケートゾーンについて気になることがある」と回答した人は、73.3%。中でも特に多かったのは「生理の時の不快感」や「ニオイ」「かゆみ」「ムレ」といった、なかなか人に相談することのできない悩みを抱える人の割合が多かった。

 小林製薬の調査では、このような女性特有の悩みに関して、「相談したくない・誰にも話さない」と答えた人が約6割という結果に。

 10月のリゼクリニック(東京都)による調査では、デリケートゾーンに関する悩みで最も多いのは「かゆみ」、それに続き、「ニオイ」「むれ」などが挙げられていた。特に「かゆみ」はどの世代も7割近くとなった。

・・・・・・・・・・・・全文は「ヘルスライフビジネス」11月15日号(電子版・紙版)にてご覧ください。

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