「免疫ケアで旅行に安心プロジェクト」発表/キリンHD
観光業者など24都道府県39団体と連携
キリンHD(東京都中野区)は公益社団法人鎌倉市観光協会と連携し、旅行者や地元住民を支援する「免疫ケアで旅行に安心プロジェクト」を開始し、東京駅でプロジェクト発表会を開催した。
全国約50カ所で「免疫ケア」商品をサンプリング
「免疫ケアで旅行に安心プロジェクト」は12月2日から来年2月末まで実施され、宿泊施設、観光案内所、旅行ツアー、交通機関など24都道府県の39団体と協力のもと、全国約50カ所で実施。各地で観光客および観光受け入れ側の関係者にプラズマ乳酸菌を含む商品約6万個をサンプリングし、免疫ケアの習慣化を促進する。
既に始まっている取り組みでは、旅館の朝食メニューにプラズマ乳酸菌ドリンクを付けた「免疫モーニング」、朝風呂の際に免疫ケア商品を支給する「免疫朝風呂」が実施されている。
鎌倉市観光協会「旅行の事前予約が体調管理考えるきっかけに」
発表会に登壇した鎌倉市観光協会専務理事の大津定博氏は「鎌倉市は住宅地の中に観光地があり、特殊な都市観光のため、オーバーツーリズム気味で旅行客と地元住民の調整が課題だった。さらに新型コロナウイルス流行により、地元住民からの感染不安の声にどう向きあうかの課題に直面した。観光業に関わる人だけでなく、地域住民にも安心してもらえないと、旅行業は存続できないと痛感している」と現状を俯瞰し、「今回のプロジェクトは旅行客だけでなく、観光業従事者や地域住民といった迎える側の立場もフォーカスされているため、共感を得られると思う」と語った。
また、プロジェクトを通じたニューノーマルな観光の姿について「観光はコロナ禍を経て事前予約の時点から体調管理やプランを考えるきっかけとなった。観光する側、受け入れる側の双方が安心安全な観光を実現すべく対策を講じるべきで、そのために『免疫ケア』啓発はうってつけだと考えている」と話した。
温泉、日本酒など観光資源との相乗効果に期待集まる
プロジェクトに関わる関係者によるトークセッションで、和倉温泉観光協会会長の多田邦彦氏は「我々が携わる温泉は、心身のケアにつながる経験が提供でき、『免疫ケア』は温泉が持つ健康機能と相乗効果が生まれると思う」と語り、新潟観光コンベンション協会専務理事の山口誠二氏は「新潟の日本酒造りには乳酸菌は欠かせない。乳酸菌繋がりで『免疫ケア』商品に含まれるプラズマ乳酸菌との親和性を活かせるだろう」と期待を寄せた。
ノットワールド代表取締役の佐々木文人氏は「10月に水際対策が緩和され、訪日外客も含めて外でマスクを着けない人も増えてきた。観光地のゲストとホストの双方が安心できるエビデンスを持った商品でメッセージを伝えていきたい」と話し、飛騨・高山観光コンベンション協会会長の堀泰則氏は「自然・文化・人と触れ合う観光は、観光前、観光中はもちろん、観光後に残る経験や価値が大きい。観光後も引き続き健康対策を意識できる取り組みにしていきたい」と語った。
キリンHD「中長期的な取り組みに」
キリンHDのヘルスサイエンス事業部主幹の永井勝也氏は、「キーワードは〝旅に関わる人が健康であること〟。規制緩和により、3年ぶりに外出機運が高まる年末年始となり、全国で人流の増加が予想される。『免疫ケア』に関する情報と商品の提供を通じ、観光業関係者の方々と健やかな旅行体験を推進し、中長期的な取り組みへと進化させていく」と語った。
「免疫ケア」および機能性表示食品の情報提供については「商品提供だけでなく、パンフレットやアナウンスを通じ免疫の大切さを伝えていく。サンプルを提供する観光業の方々にも、機能を説明しやすいよう支援を行う」とした。
発表会終了後には東京駅スクエアゼロで、『免疫ケアガイドブック』と商品4000個が通行客に配られ、東京の旅の起点からプロジェクトはスタートした。
【プロジェクト参画団体】
■主幹
公益社団法人 鎌倉市観光協会、キリンホールディングス株式会社
■団体一覧
株式会社 足利フラワーリゾート、伊豆箱根交通株式会社、伊豆箱根鉄道株式会社、一般社団法人 泉佐野シティプロモーション推進協議会、魚津市、海の京都DMO/舞鶴観光協会、浦河町、小田原まち歩き実行委員会、一般社団法人 海峡都市関門DMO、公益社団法人 鎌倉市観光協会、木曽観光連盟、一般社団法人 郡上市観光連盟、一般社団法人 ClanPEONY津軽、琴平バス株式会社、一般社団法人 埼玉県物産観光協会、The Hidden Japan合同会社、株式会社 シーライン東京、信州たてしな観光協会、相馬市、相馬市観光協会、大和自動車交通株式会社、長崎バスターミナルホテル、一般社団法人 ななお・なかのとDMO、南海電気鉄道株式会社、公益財団法人 新潟観光コンベンション協会、一般社団法人 日本旅館協会 東京都支部、株式会社 ノース・スター・トラベル、株式会社 ノットワールド、萩市、一般社団法人 飛騨・高山観光コンベンション協会、日の丸自動車興業株式会社、株式会社 北海道宝島旅行社、NPO法人 まえばし農学舎、株式会社 丸一観光、株式会社 mint、吉野町、一般社団法人 吉野ビジターズビューロー、株式会社 リョービツアーズ、和倉温泉観光協会
※五十音順
※2022年11月25日(金)時点