米団体:サプリで7兆円医療費削減も
米国の業界団体が摂取による節約効果検証
オメガ3などで冠動脈疾患や認知機能で効果
サプリメントを摂っている人は多いが、必ず付きまとうのが果たして効果があるのかと言うことだ。これに対して、米国では業界団体が医療費の削減に効果があることを検証している。このレポートの標語に「栄養補助食品 — 今日は小さな投資、明日は大きなリターン」とある。米国・ワシントンに本部のあるサプリの業界団体CRNがまとめたレポート「Supplement to the saving」を紹介する。
生活習慣病などの治療に膨大な医療費が
生活習慣の変化でがん、心臓病、脳血管疾患などの病気が増えて久しい。これに加えて、高齢化が進み、フレイルや認知症などの新たな健康問題も増えている。このため日本の医療費は2021年の医療費は年間42.2兆円に膨らみ、一人当たりにすると年間33.5万円だそうだが、これはすべて治療に使われている額で、予防にはほとんど使われていない。
一方、米国では医療費は年間4兆1240億ドル(556兆7400億円)と巨額だが、公的保険は高齢者向けのメディケア(20%)、低所得者向けのメディケイド(16%)で、あとの大半は民間保険である。この一人当たりの医療では年間平均12530ドル(169万1550円)にもなっている。この膨大な医療費は米国でも大半が治療に使われているが、予防にはほとんど使われていない。予防にシフトした方が、国も個人にとっても良い結果を生むことはすでに分かったことだ。
サプリメントの予防効果、研究の進展で注目
このため先進国では治療から予防へシフトを変える動きが目立つようになってきた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全文は「ヘルスライフビジネス」1月15日号(電子版・紙版)にて掲載。購読申し込みは以下からお願いします。