微細藻類由来「テトラSOD」拡販へ/ウィルファーム
2023年2月14日
美容・アンチエイジング向けの提案を強化
ウィルファーム(東京都中央区)は、微細藻類由来の粉末素材「テトラSOD」を供給している。高いSOD活性(3万IU/g)をはじめ、少量(5~25㎎)摂取でスポーツ、ダイエット、免疫などさまざまな作用が各種文献で報告されていること、SDGs(非耕作地で培養されており使用する水はリサイクルしている)対応などが支持され、商品のバージョンアップやリニューアル時における差別化素材として引き合いも増えている。
スペインのフィトプランクトン・マリノ社製の「テトラSOD」は、同国アンダルシア州にあるヨーロッパ最大級の自然公園で世界遺産のドニャーナ国立公園に生息する微細藻類のテトラセルミスチュイを由来としている。特許取得の技術のもと細胞の形をこわさず自然かつ持続可能な生産方法のもと製造しており、3種類の抗酸化酵素(SOD、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ)、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などさまざまな栄養素を豊富に含み、高温耐性に優れていることが特徴。EUノベルフード、米国GRAS認証も取得しており、欧米をはじめ世界市場で採用されている。
海外で実施された32人のサッカー選手を対象にした臨床試験で、「テトラSOD」によるヘモグロビン増加、体脂肪低減、身体能力向上、新陳代謝の向上と心肺機能の向上、酸化ストレスに対する身体的反応の向上などを確認。さらに、同素材と妊娠に関する大規模臨床試験も進められている。
また、日本国内でもウィルファームが「テトラSOD」による肌に関する臨床試験を予定しており、日本市場においては美容・アンチエイジング分野に向けた提案に力を入れていく。