乳酸菌で抗ストレスの機能性受理/IHM
2023年3月10日
中国の大手流通でも採用決定

IHM(東京都品川区、☎03-4221-2211)が供給している“すんき漬け”由来の乳酸菌末「植物性ナノ型乳酸菌SNK」が、抗ストレスに効果があるとして、機能性表示食品の届出受理されたことが明らかとなった。
同素材の関与成分であるLactiplantibacillus plantarum SNK12株は、仕事や勉強などに伴う一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和する機能があることが報告されている。1日の摂取目安量は1000億個(50㎎)。
臨床試験において、健康な成人男女66人をプラセボ群、SNK低用量群、SNK高用量群の3群に分けてそれぞれ4週間摂取させ、POMS2心理評価を行った。
その結果、主要アウトカムとしてPOMS2の総合的な気分の状態を表すTMD得点は、SNK低用量群、SNK高用量群ともにプラセボ群より有意に低値を示した。
また、客観的指標として唾液中のコルチゾールを測定した結果、SNK摂取群はプラセボ群よりも低値を示し、介入後のTMD得点と一致する結果となった。
SNK摂取によって腸管に対して抗炎症的に作用する、あるいは腸内細菌叢を変化させて酪酸などの短鎖脂肪酸の産生を介して、脳由来神経栄養因子の発現を増加させることで一時的な精神的ストレス負荷時の否定的な感情や気分の不調を改善したと考えられる。
SNKは、グラム2兆個の乳酸菌を特許製法で菌体同士の結着を防ぎ、分散性を向上させた乳酸菌である。
現在国内外ともに需要は好調。中国や台湾を中心に問い合わせが増えており、中国の大手流通でも製品化が決定している。
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