本わさび由来の脳機能素材「ワサビスルフィニル」/金印
2023年3月17日
ブレインフォグに関する有効性も
金印(名古屋市中区:kinjirushi.co.jp)は、本わさびの根茎や根に含まれる芥子油の一種ヘキサラファン(6‐MSITC)を抽出・濃縮した独自素材「ワサビスルフィニル®」を供給している。
同素材は、「運動習慣のない中高年の方の認知機能の一部である判断力・注意力を向上させる」のヘルスクレームで機能性表示食品の受理実績を持ち、同社は届出サポートにも対応する。
脳機能に関する最新研究では新型コロナの後遺症としても知られる「ブレインフォグ(慢性疲労症候群の一症状)」に対する有効性が報告されている。「頭にモヤがかかったような状態」を指すブレインフォグは、記憶障害や集中力低下などの症状を伴うが、原因が解明されておらず、有効な治療薬がないとされている。臨床試験では、これらの症状を持つ15人にワサビスルフィニル®含有サプリメント1.2g/日を12週間摂取させたところ「頭がすっきりした」「言葉が出るようになった」などの改善が見られ、昨年の「日本疲労学会」で研究成果が発表された。
昨今は、認知症に対する予防意識の高まりから同素材の供給量は堅調に推移しているほか、「日本産の本わさび由来」というイメージの良さが評価され、海外からの引き合いも増えている。一日摂取目安量が100㎎と少量で、辛味や風味を除去しているため一般食品にも利用可能。
今後はより幅広い年齢層を対象に「記憶力」に着目した機能性表示を目指すなど、さらなるエビデンスの強化に取り組んでいく構えだ。 また、3月31日には書籍「わさびで脳が元気になる」を出版予定。一般消費者に向けた啓発にも注力していく。
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