庄司さん・藤本さん夫妻がトーク

三菱地所（東京都千代田区）が推進する「まるのうち保健室」は3月8日、東京都内で「働く女性 健康スコア」発表会を開催した。

産学医連携プロジェクト「働く女性 健康スコア」は、ファムメディコとの共催により、働く女性の健康問題などを可視化する取り組み。神奈川県立保健福祉大学の協力のもと、調査項目を開発し参画企業14社の約3400名が回答した結果を発表した。

月経困難症・PMS・更年期症状それぞれの「症状がある」人は80～90％であったが「対処している」人は25～35％に留まった。

特に注目されたトピック「男性の理解・サポート」に関して、「女性特有の症状に理解がある」と回答した男性の割合は2割から7割と企業間の差が出た。また、周囲のサポートがあると感じている女性の方が、ワークエンゲイジメント（活力・没頭・熱意）や仕事満足度が高く、月経困難症・PMS・更年期症状の緩和との関連性も見られた。

トークセッションには、ゲストに庄司智春さんと藤本美貴さんが夫婦で登場。庄司さんは、「世代の風潮的にも、女性の健康について踏み込んだ声かけを控えがち。結婚をしてから美貴さんや女性の身体を労れるようになった」と意識の変化をコメント。藤本さんは、「女性同士でも言い合わないとわからないシーンがある。男性側も学んで理解し、マナーとして捉えるのがよいのではないか」と話した。