低コストの機能性表示対応プラセンタ本格始動/佳秀工業
4/25・26開催の「健食原料・OEM展2023」ではカード型スリムパウチにも注目
佳秀工業(北九州市若松区、☏093-701-1021)では、機能性表示食品対応のプラセンタの原料供給・OEMに力を入れている。
同社では、独自製法によって九州産の豚の胎盤から抽出した高濃度・高活性の生プラセンタエキス「バージンプラセンタ(登録商標)」で機能性表示食品の届出受理実績がある。機能性関与成分は「ブタプラセンタ由来ジペプチド(グリシン-ロイシン、ロイシン-グリシン、グリシン-イソロイシン、イソロイシン-グリシン)」で、「肌の保湿力(バリア機能)を保持する機能」の表示が可能となっており、商品開発から届出まで一貫したサポートを行っている。
また、多様な製品へ利用できるよう原料の低コスト化に向け、これまで培ってきた国産プラセンタの製造ノウハウや知見を生かし、機能性表示食品対応の東南アジア産のプラセンタ原料も開発。国内品と同等の高い品質や衛生管理レベルなどを担保し、今年中には生産体制を確立する方針だ。
そのほか、機能性表示食品に対応するドリンク用原料として、冷凍することで乾燥工程など製法の一部を簡素化し、高品質なまま低コスト化した国産原料もラインアップしている。
また、同社では、カード型分包のスリム個包装パウチ「Easysnap(イージースナップ)」の包装加工も行っている。「イージースナップ」は、液体やゼリー、オイルなどの剤形に適しており、食品・化粧品どちらも対応が可能。食品用途では同社が日本で唯一製造できる。
7月設立予定の化粧品新工場で対応キャパ拡大
化粧品OEMにも注力しており、化粧品製造工場に粉体設備を増設し大ロット対応も実現。7月には化粧品製造の新工場設立も予定している。
特に同社のOEMは、新原料の開発から対応できることが大きな特徴。化粧品開発にも精通した経験豊かな技術スタッフにより、基礎化粧品の開発から製剤化までワンストップで対応できる。
研究面においても余念がなく、メンタルヘルスの改善や抗疲労、更年期症状の緩和などのエビデンスも確認しており、機能性表示食品の新たな表示取得も視野に積極的に取り組みを進めていく。
4月25日(火)、26日(水)に東京国際フォーラムで開催する「健食原料・OEM展2023」に出展を予定している。
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