スポーツ向け新素材上市/エイチ・ホルスタイン

ハスカップエキス「エンデュベリーＮｕ」

　エイチ・ホルスタイン（東京都千代田区）は、スポーツ向けの新素材として、スイス・ミベールバイオケミストリー社製のハスカップエキス「エンデュベリーNu」の供給を開始した。イメージの良いハスカップの果実由来、ミトコンドリアの酸化ストレスを低減して細胞活力を高める、臨床試験でランナーの持久力とスピードの向上を確認していることを特徴に、プロテインとの併用提案などを進めていく。

　アントシアニンが豊富なハスカップの果実には、身体能力を向上させることで知られる強力な抗酸化物質シアニジン‐３‐グルコシドが特に多く含まれている。同素材はアントシアニン15%以上で規格。推奨摂取量は120mg/日と低用量なことも特徴だ。

生物試験で、FOXP1（心筋細胞の増殖や血管の炎症抑制に関与している転写因子）と、プレセニリン２（ミトコンドリア機能を維持する役割を持ち、細胞のエネルギー産生に重要で運動中の細胞を保護する）の増加を確認するなど、ミトコンドリア機能の向上と酸化ストレスからの保護を確認している。

　また、臨床試験（無作為化二重盲検プラセボ対照）では、試験前6週間以内に5㎞走（25分未満）を完走した健康な白人成人男性30人のランナー（平均年齢32・5歳）を対象に、ハスカップベリーパウダー6ｇ/日（「エンデュベリーＮｕ」120㎎に相当）を7日間摂取させ、トレッドミルを用いて0および7日目の乳酸閾値心拍数、最大酸素摂取量、5㎞走行時間などを測定。その結果、「エンデュベリーNu」摂取群はプラセボ群に比べて疲労困憊するまでの時間が20秒延長されたほか、プラセボ群に比べて平均25秒速く走ることができるなど、ランナーの持久力とスピードを向上させたことが確認できた。

　エイチ・ホルスタインではこうしたデータをもとにスポーツ向けのサプリメントや飲料などへの提案とともに、鉄分やマグネシウム、ビタミンCやB群との組み合わせをお勧めしていく。