JACDS:中国医薬商業協会との友好関係再構築

2021年5月20日

中国側は「日本製品の輸入に期待」

 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は5月20日、都内で記者会を開催。中国医薬商業協会と友好関係を締結する覚書への調印式を行ったと発表した。

 JACDSと中国医薬商業協会は、2004年より中国医薬商業協会の関係団体の連鎖薬店分会との調印を行っている。今回の調印に関して、JACDSの田中浩幸事務総長は「長い年月が経過したことやJACDSが一般社団法人化したことを機に、中国側から改めて関係を深めたい旨の連絡があった」と話した。

 調印式は記者会前にオンラインで行われ、JACDSの池野隆光会長(ウエルシアホールディングス会長)、樋口俊一副会長(ファーマライズ顧問)が挨拶。友好関係締結の共同宣言文書に調印を行った。

 中国側からは中国医薬商業協会ほか、企業として百洋医薬の代表も参加。「17年前から親交があったが、今改めて日本のチェーンドラッグストアに注目している。輸入を中心として日本製品をどんどん入れていきたい」と語った。

 池野会長は「インバウンドが消失しつつも中国本土での日本製品に対する支持は依然熱い。日本のドラッグストアにとってのメリットはこれから探していくところだが、少なくともデメリットは見当たらない」と話した。