GLART、ベニバナボロギクエキス末の本格供給開始
シワ、毛穴の改善などの臨床データもとに美容向けに提案
GLART(神奈川県大和市)は、美容向け新素材として台湾製のベニバナボロギクエキス末「レーベンホワイト」の本格供給を開始した。台湾の国家研究院と10年の共同研究を経て開発した指標成分である植物ガラクト脂質「CRK774」(日本、台湾など8カ国で特許取得)を含有していること、シワの大幅な低減、ほうれい線と毛穴の改善、コラーゲン産生などを臨床試験で確認していることで差別化するとともに提案を強化していく。
台湾では主に昭和草と呼ばれるベニバナボロギク。In Vitroの試験ではベニバナボロギクに含まれる特許成分「CRK774」がチロシナーゼを抑制し美白効果を発揮することを確認している。また、臨床試験では、40人の被験者を二重盲検法で、「レーベンホワイト」(「CRK774」含有ベニバナボロギクエキス末)摂取群(180㎎/日)20人とプラセボ群20人に分け、肌の明るさやシワなど皮膚に対する改善効果を摂取前と摂取4週間後で比較した。
その結果、シワに関してはプラセボ群がシワの改善が見られなかった一方で、「レーベンホワイト」摂取群は、摂取前に比べて29.9%改善するなどシワの数を大幅に減らすことを確認。皮膚のコラーゲン含有量についても「レーベンホワイト」摂取群は大幅に増加させることを確認。さらに、摂取前と比較し、肌の明るさが2.0%アップ、そばかすが3.5%減少するなど同素材が肌の明るさを改善し、紫外線による肌の黒ずみを防ぎ、明るく透明感のある肌へと導く結果となった。 GLARTではこうした臨床データをもとに美容分野における差別化素材としてベニバナボロギクエキス末「レーベンホワイト」の拡販に努めていく。また、同社オリジナル素材であるオリゴ乳酸「ラック」についてもミトコンドリア活性化、便通改善などの臨床データをもとに、OEMを通して美容向けに提案していく。