機能性表示対応「ピニトール」原料供給に注力/ 日本アドバンストアグリ

2021年5月21日

新規性高い血糖値対応素材として提案強化へ

 日本アドバンストアグリ(滋賀県長浜市)は、「食後血糖値の上昇を抑制する」とのヘルスクレームで機能性表示食品の受理実績を持つ「ピニトール」の原料供給に注力している。今月12日はピニトールを機能性関与成分とする自社製品「グラシトール プレミアム」【写真】を自社WEBサイトで発売しており、新規性の高い血糖値対応素材として提案を強化していく。

 ピニトールは、ブーゲンビリアにも含まれ、インドのアーユルヴェーダでは糖尿病の治療にも用いられてきた糖アルコールの一種。韓国では血糖値調整に関するヘルスクレームがKFDAの認可を取得している。

 機能性については、順天堂大学と共同で最終製品を用いたヒト臨床試験を実施し、有効性・安全性を確認した。

「血糖値の上昇抑制」を訴求する機能性関与成分の多くは食事からの糖の吸収を阻害するものだが、ピニトールは筋肉における糖の代謝量を高めることで血糖値を抑制するため、作用メカニズムの違いが既存素材との大きな差別化ポイントだ。

関連記事