高吸収性クルクミンなど、フレイル向けに提案/セティ
セティ(東京都千代田区、℡03・5510・2658)は、高吸収性クルクミン素材「Curcugreen(クルクグリーン)」やボスウェリア・セラータ100%エキス末「AKBAmax(アクバマックス)」、有胞子性乳酸菌「スポルス」など、多彩なフレイル対応素材を提案している。
「クルクグリーン」は、製造元であるアルジュナ・ナチュラル社の独自特許製法によって抽出された、高吸収タイプのクルクミノイド複合体を含有するウコン抽出物。既存のクルクミンと比較して、7倍の吸収性、2倍の血中残存時間(8~10時間)が確認されている。
同素材摂取による変形性膝関節症や関節リウマチに対する抗炎症効果、抗うつ効果など、これまでに約40のヒト臨床試験においてデータを蓄積しており、動物試験を含めると約80と、豊富な研究データを持つ点が大きな特徴である。
高吸収性クルクミノイド複合体を95%含有する「クルクグリーンSG」と、同48%含有で水分散タイプの「クルクグリーンWD A」の2種類を取りそろえ、「現在はサプリ形状での引き合いが多いが、ドリンクなどさまざまな剤型に対応できる」(担当者)という。
ボスウェリア・セラータの「アクバマックス」との配合提案も行っている。変形性膝関節炎の患者28人を、①クルクグリーンSG350mg+アクバマックス150mg摂取群、②非ステロイド性抗炎症薬100mg摂取群に分け、12週間摂取させた試験では、摂取前と比較して関節痛の有意な改善効果が確認された。また、歩行距離が長い人においては、抗炎症薬よりも高い効果が明らかになった。
有胞子性乳酸菌「スポルス」は、すぐれた耐酸・耐熱性が特徴の生菌で、飴やチョコレートといった菓子のほか、製造時に圧力がかかるチュアブルタイプ製品などへの配合が可能。常温保管ができる点も好まれている。
歯肉炎やう蝕原因菌の抑制などがヒト試験で確認されていることから、口腔ケア製品での問い合わせも多い。同社では口腔由来乳酸菌も扱っており、ストーリー性を持たせた配合提案も行っている。