日本分子状水素医学生物学会大会を開催
2023年9月19日
水素の機能性表示など水素成果の社会浸透に期待
日本分子状水素医学生物学会(東京都板橋区)は8月28、29日、ホテルベルクラシック東京にて、第12回日本分子状水素医学生物学会大会を開催した。
同会は「未来へと着実に歩む水素研究の現在地」のテーマのもと、二日間にわたりミニシンポジウムや一般演題、招待シンポジウムなどで水素関連のさまざまな研究発表が行われた。同学会の大澤郁朗理事長による開会挨拶では、「この一年で分子状水素の生命科学分野における研究について多くの報告があり、昨年10月には、欧州で第1回分子状水素医学生物学会が開催されるなど、着実に世界的広がりを見せています。日本国内では『高濃度水素ゼリー』が水素分子を睡眠の質を高める機能性関与成分として初めて機能性表示食品の届出が受理されるなど、水素研究の成果が社会へと浸透しつつあります」と述べ、今後の水素業界に期待感をのぞかせた。
ミニシンポジウムでは、新菱(北九州市八幡西区)の武田徹氏による水素分子を関与成分とした機能性表示食品受理までの開発経緯など、4人の有識者が講演した。会場には多くの関係者が参加し熱心に耳を傾けていた。
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